2013年4月26日金曜日

ポスティング会社の人材育成法7(最終面接編)

いよいよ最終面接です。

この様に書くと誤解を招かれるのですが、入社までの過程ではいよいよと言う意味です。
採用されたからゴールではありません。

正直ここまでくれば確立でも50%くらいは内定が出ているようなものです。

会社側から見ればその方と会うのは3回目、そろそろボロも出てくる時期です。
ここまで来るまでに1ヶ月ほどはかかっていますから会社も求職者の情報をリサーチしております。

アメリカでは実施されていますが、facebookをやっていないと採用されない企業もかなり多いです。
実名と写真をあかし、その方の生活環境や趣味なども真実がわかるからです。

弊社でも実施しておりますが日本ではまださほど普及していないため検索しても出てこないので別の方法で調査します。

弊社での最後の決め手となるのは、学生時代に運動部に入って卒業まで頑張ってきたか。
ここは大きなポイントとして評価しています。

勉強ばかりしていた方は採用しません。

中学高校で特に厳しい運動部はバスケ部、野球部、サッカー部です。
私はバスケ部でしたが、毎日すっと走らされていました。
試合中は全力で常に走っていないといけないので体育館が使えない日などは外で走らされました。
その結果バスケ部は学校で行われる長距の大会で常に陸上部より速く、トップ10のうち8人はバスケ部でした。

ここで申し上げたい事は、学生時代に本当に辛いことを経験し、途中で辞めずに頑張ってこれたか。と言う事です。

社会に出れば嫌なことが沢山あります。

辛い時に投げ出さず最後までやりぬいたか・・・

その経験をしていないと会社で上司に怒られ、お客様から怒られ、奥さんや子供からも怒られた時にきっと投げ出してしまいます。
全員がそうではありませんが、近年の離職率や離婚率は若干それに関係していると思えます。
生きていれば嫌な事はたくさんあるのです。
そこで「負けないぞ!」という経験を大人になってからはなかなか出来ません。

そこで学生時代にその経験があれば、過去にも乗り越えた実績がありますので、大人になってからも、気持ちを切り替えることが出来る可能性があります。

現在はゆとり世代と言われ、時代も変わってきました。
きっと辛い部活などを真剣やっている人は少ないのではないでしょうか・・・

物が溢れる現代社会で会社の経営は本当に大変です。
人生もそうですが会社もいい時もあるし悪い時もある。
そんな時に若い社員が「負けずに頑張ろう」と社内を活気つかせないといけません。
逆にそのような人材以外は必要ないのです。

「情熱・熱意・執念」

これが仕事で発揮するには過去に経験をした方のみに備わっています。
会社側はこの不景気な時代にそこまでの教育は出来ません。

自分だけの立場で考えず、逆の立場だった時のことを考えれば理解は出来ると思います。

そのへんを踏まえて最終面接にのぞんで頂ければ内定確定したのも同然です。

頑張って下さい。

次回は内定後の人材教育をお伝えします。


零細企業の運営は大変である。

独立して最初の5年はご飯を食べるため(生きていくため)に働きます。

独立したては夢や希望に満ちてはおりますが、仕事がありません。

最初は自分で仕事を取り、自分でこなしていくしかありません。

時給計算をすると1時間1000円にならないお仕事もあり、バイトしたほうが稼げる!!と思ったりもする時期です。

そして徐々に信用をつけていき自分ではこなせなくなったら人材を募集するようになります。

パートさんは勤務地が近ければ事務作業などであればすぐに集められますが、正社員となるとそうはいきません。

中高年者の正社員であれば、ハローワークなどで来てくれる場合もありますが、新卒者の採用は本当に苦戦を強いられます。

普通に考えてわかることですが、大学を卒業して第2の人生を決める大事な就職先を昨日今日出来たばかりの零細企業に来るわけがありません。

来たらおかしいです(笑)

募集をした結果、もちろん誰も来ませんから採用できません。
しかし、人材がいないと仕事がこなせません。

その結果知り合いや友人などに声をかけて手伝ってもらったりもしますが、それもうまくいきません。

そんなことをやってると5年は過ぎてしまいます。

起業して5年経たずに解散、倒産、休眠に追い込まれてしまうのは、仕事が取れない!良い人材を獲得出来ない!この二つに尽きます。